欅の種が芽を出した

2013.1.19
日本で自生している木だから、温度管理は気にしなくて良いノダ。
20粒ほど蒔いたんだけど、さてさて、いくつ芽を出すんだろうか。
いま、確認できているのは4つ。
種の大きさは3mmくらい。
種というのは、暖かくなる頃に蒔くもんだと思っていたら、この樹の種は寒さに当てないと芽を出さない(出しにくい)んだとか。
それも絶えず土が乾かないようにしておくようにということだったので、庭先の鉢に土を入れてそこに蒔いたのは良いんだけど、朝見るとその鉢の土が凍っているなんてこともあって、本当に芽を出すのか正直疑っていたし、蒔いてからもう一ヶ月近くなるので、もうあきらめかけていた。
土に蒔いて水をやっておけば芽を出すもんだと思っていたんだけど、発芽にはいくつか条件があって、それが整ってはじめて芽を出すという、複雑な仕組みがあるらしい。
この欅の木でいうなら、その年の秋に落ちた種を拾って来るなり、手に入れて、そのまま蒔き付け – 『とりまき』というらしい – て、乾燥させないようにして冬の寒さに当ててやるのが良いらしい。
一般的に、種は乾燥すると休眠状態になるらしく、その休眠状態から目が覚めるには、種類ごとにその条件が違うから、そこで発芽しやすいものと、しにくいものにわかれるようだ。
秋に地面に落ちた種は、寒い冬に落ち葉の布団の中で芽を出すんだとか。
落ち葉が上に乗ることで乾燥からも守られる・・・。
それが欅にとっての生長サイクルなんですと。
「う~ん、よくできてるわぁ」
そういえば、セコイアの種っていうのは山火事になってはじめて種が蒔かれる(種が落ちる)ってハナシを聞いたことがあるんだけど、これもホントなら、自然界の仕組みっていうのはスゴイ。
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