” THE MAD HATTER “

タイトルの『THE MAD HATTER』というのは、イングランドはコッツウォルズのボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)にあるレストランであります。


大きな地図で見る


いつだったか、
「この”MAD HATTER”というのは、どういう意味なんでしょう?」
とネット上で尋ねたことがあります。
そしたらご親切に、
「それは『不思議の国のアリス』に出てくるキャラクターだと思いますよ」
とご返事をいただいたのでありました。


Works / THE MAD HATTER Animation © Shigeki Sato 2012

Works / THE MAD HATTER Animation (2012)



『不思議の国のアリス』なんて読んだことも、映画を見たこともなかったので、
「ほほぉ、そうすると喫茶店に『あしゅら男爵』とか『ケンケン』って名前付けるみたいなもんか」
と、おかしな納得の仕方をしたような記憶があります(笑)

なかなかいろいろなものに名前を付けるというのはむずかしいような。
それが身近で、大切であればあるほど・・・。
で、いろいろ考えた挙げ句、
「なんかパッとしないなぁ」
なんてことが良くあるのでありまして、その点、コピーライターといわれる方たちはどういう思考回路をしているんだろうと思ったりするのであります。



ところで、この『MAD HATTER』でありますが、たしかに原作にも登場しているのですが、調べてみると実は原作の中ではこういう呼び方はされていないようで、ただの『帽子屋』というのが正しいのだそうな。


彼は一般にはいかれ帽子屋(The Mad Hatter)の呼び名で知られているが、原書の中で彼がこの名で呼ばれる場面は存在しない。『不思議の国のアリス』にて帽子屋が最初に登場する章「気違いのお茶会」(A Mad Tea-Party)は、しばしば誤まって「いかれ帽子屋のお茶会」と呼ばれるが、実際はこのお茶会は三月ウサギの庭園で催されている。

物語終盤で、ハートの女王のタルトを盗んだ容疑を掛けられたハートのジャックの裁判の証人として呼び出される場面では、ハートの王様は「そうびくびくせずともよい、さもないと死刑にするぞ」と声を掛けることで帽子屋を落ち着かせようとする。帽子屋は『不思議の国のアリス』の続編である『鏡の国のアリス』にも、白の王様の伝令の一人ハッタ(Hatta)として再登場する。 ジョン・テニエルによる挿絵では、小柄な体と、水玉模様の蝶ネクタイ、頭に被った異様に大きなシルクハットが特徴。帽子に添えられた「10/6」という札は、10シリング6ペンスの意味であり、当時のイギリスの通貨による帽子の値段である(物語内で、被っている帽子も売り物と自ら語っている)。

このキャラクターは「帽子屋のように気が狂っている(mad as a hatter)」という英語の慣用句が元になっており、その語源は、帽子のフェルトの加工過程に水銀が使用されていた時代に由来すると考えられる。当時の帽子製作において、帽子職人が水銀の蒸気を吸入するのを防ぐことは不可能であった。水銀の吸入を繰り返す内に、体内に残留した水銀は錯乱した発語行為や乱視などの神経障害を引き起こした。また水銀中毒が危険なレベルにまで進行すると、中毒者は幻覚などの精神錯乱の兆候を示すことがあった。当時の人々はいかなる精神の変容状態も「狂気(mad)」の一言で片付けており、それらの症状や続いて起こる死の原因は、まったく説明不可能なものであった。

Wikipedia より


帽子屋 / Wikipedia



またまた思い出めくりになってしまうんですが、前回英国へ行ってからもう10年になるわけであります。

というのに気が付いたのは、今年はエリザベス女王の在位60周年で、
「そういえば、前回は在位50周年で、行く先々でイングランド国旗が掲げられたり、いろんなイベントがそこら中であったなぁ」
と、それからこの年は日韓共催のワールドカップが開催されて、その真っ直中に英国に行ったボクは、これまた行く先々で、
「日本でワールドカップがおこなわれてるのに、なんでイングランドにいるんだ」
と聞かれたものであります。

イングランドが試合をしているときには通りを歩く人がいなくなって、地鳴りのような大歓声が聞こえてきたと思ったらパブからだった。
試合に勝利すれば、公園の中をイングランド国旗を掲げて若い人たちが歓声を上げながら走り回って、
「英国人が物静かというのは、ちょっとちがうな」
「まぁ、フーリガンの国だしな」
なんてことも思ったのであります。
身近に接することで、はっきりわかることもあるのであります。

ちなみに、在位60周年は『Diamond Jubilee』。
50周年は『Golden Jubilee』、70周年になると『Platinum Jubilee』であります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

トラックバック URL : http://owlshouse.net/blog/wp/wp-trackback.php?p=9219