災難は突然やってくるのであった…

14:30くらいに中津川に戻って、マックで遅い昼食。
「今日は夕食お願いしてないしなぁ」

「いまから妻籠ってのもなぁ」

ブツブツ…。

「根の上高原は反対かぁ」
ブツブツ…。


中津川市街へ向かうも、イマイチでありまして…。


「おぉ、そういや恵那山の登山口がYHの地図にあったなぁ」


19号を曲がって、YHへ上がる道を通り過ぎて、道を登るのでありました。

まだ新しい温泉施設クアリゾート湯船沢を通過して、富士見台高原の標識どおりに右折…。


クマに注意の看板…。


かまわずに坂道を登って行くと、「うゎ、住みてぇ」と思わず口から出てしまう、ボク好みの見晴らしの良い高原に家がある。

別荘と間違えてしまいそうな家もある。

「土地いくらするのかな」などと、バカな呟きをしつつ、まだまだ曲がりくねったなだらかな坂道が続きます。


人家が途絶えると、シーズンも終わったキャンプ場。
道は森の中に吸い込まれて、
「いよいよクマが体当たりか?」状態の山道。


舗装もデコボコしだして、
「こんなシーズンオフに、こんな山奥になぁ…」
「もう10kmは登って来たよなぁ…」


…。


20mほど前に『右折 富士見台高原』の看板。
http://www.mt-heavens.com/WalkingMap


…。

「えっ?」

…。

「ひっ、ひと、人がいる…」


車が上がって来ること自体少ない(途中、車とすれ違ったのは2台だけで、それも人家のあるところまで)。 時間はもう16:00近く。

「途中、車は停まってなかったし、一体どこから来て、どこへ行くつもりなんだろう…」


「まぁ、いいか」
と思いながら車を前に進めると、一組の年配のご夫婦だった。

何か言いたそうだったので、車を近づけて窓を開けると、


「この道はどこへ行きますか?」


『道に迷ってる!』

間違いなくボクの来た道から登って来た人じゃない。

『じゃあ、どこから?』


「この道は中津川の方へ行ってますけど、歩いて行くんですか?遠いですよ」
と言うまでもない。


聞いてみると、園原にあるロープウェイで紅葉を楽しんで、帰る道を間違えたらしい。

こちらは土地勘もないし、とりあえず二人をこんな場所にそのままなんてありえないので、とにかく車に乗せて着た道をもどることにした。

『連れて下りるのは良いんだけど、どうやって戻ってもらったら良いんだぁ?』

「こうなるから老夫婦の山登りは危ないって言われるのよねぇ」

笑うに笑えない会話を聴きながら(笑)、
「今日天気が良くてボクが妻籠に行っていたら…、ボクが根の上高原に向きを変えていたら…」
「おそらく、この時期、この時間帯にあそこまで登る車はなく、二人が歩いて人家のあるところまでたどり着く頃には、辺りは真っ暗になっていただろうし、そもそもそこまで無事にたどりつけるだろうか」
などと思っていたのでありました。


しかしまぁ、偶然とは言え
『よかったぁ』


「ロープウェイの最終が4時半だって言ってたから、ウチの車だけ残ってたら、行方不明で警察に連絡入れないかしら」

『たしかにそうだ』

「ボク、馬籠のYHに泊めてもらってるんで、そこのオーナーに帰り方聞いてみましょうか?そのときに、園原の管理事務所にも連絡入れられたらいかがですか?」


巡り合わせが悪かったら、オオゴトになっていたんじゃないかと、他人事ながら血の気がひいたのでした。


どこに災難が潜んでいるか分かりません。

誰しも、「まさか自分に限って」とか、「自分だけは」と思うものです。


ボクもまさか自分が離婚することになるとは思ってなかったもんね(笑)


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