『働かないアリに意義がある』

ずっと前に後輩から、とてもおもしろそうなアリの話を聞いたことがあった。


というのが、
「何割かのアリは働かない」
ということだった。

で、
「じゃ、働くアリばっかりだったらどうか?」
ということで、
「働かないアリだけで集団をつくると、やがて働くものが現れる」
し、
「働くアリばかりを集めても、その中の何割かは働かなくなる」
という。

子供の頃のアリとキリギリスのはなしにはじまって、アリのはなしというのはとても興味をそそられて聞いていた記憶があります。

「働き者とそうでないもの、アリの社会も人間の社会も似たようなものなのかなぁ」
そんなことを思っておりました。


『働かないアリに意義がある』 長谷川英祐 著

働かないアリに意義がある / 長谷川英祐 著

学術的に『社会性昆虫』といわれる、アリの世界を ”中心” に生物は『種』を残していくために自身と社会をどのように進化させているのか。
その社会の仕組みはどうなっているのか、その研究成果と研究報告。

生物学にある程度の知識と興味があって読むのなら、それはきっと興味深くおもしろいと思うのでありますが、ボクのように雑学の延長として、タイトルだけに興味を持って読むとなると第三章以降は、苦痛以外の何物でもないし、高校時代の生物の教科書を引っ張り出して『遺伝』について勉強し直さないといけない f(^_^)



集団をつくり協力することは、「集団をいかにうまく動かしていくか」という、単独で生活する生物には起こりえない問題を発生させます。そうはいっても彼らはムシですから、(中略)ハチやアリには司令塔はいないのです。

本文より


働いてばかりいるアリと比べて、働かないアリはただの怠け者なのでしょうか?それならそんなアリが巣の中にいる必要はないのではないでしょうか?そんなものがいる理由はいったいなんなのでしょうか?

本文より


女王や幼虫、卵の世話、食料集め、巣の拡張や修繕、仲間の世話などいろいろなことをやらなければなりません。そのうえ、仕事の一部はいつ何時、どれくらいの規模で必要になるか決まっていないのです。(中略)
もちろん、たくさんの働きアリが探し回っているときほど、エサが現れたときに見つけることのできる確率は高まります。では、エサを見つける効率をあげるために、手の空いた個体すべてがエサ探しに参加するべきなのでしょうか?

本文より



生物の生態はわからないことが多い。

そりゃそうだ、自分ことだって良くわからなくなるときがあるもんね。
「なんであのとき、あんなことに腹を立てたんだろう…」
とか (笑)

ということが、第3章以降には書かれておりまして、個人的には、
「…だろう」、「…らしい」
だから、答えが見つかるのか、見つからないのかわかりませんが、その答えを見つけようと観察・研究しているんです。

という話は、どちらでも良かった・・・。


「道なき道を進む」
「百里の道も一歩から」
研究とは、そういうことなのでありましょう。



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